設計総務部より その38
設計総務部
大変です。
玄関の引き戸が壊れました。
正確に言うと、引き戸の引手(手をかけるところ)がとても唐突に壊れました。
手触りというか、手応えが「なんだか変だな?」と見たところ、引手がへこんでいたのです。
樹脂製の引手が真ん中で二つに割れていて、開けようとすると指が中に沈む状態でした。
このまま放っておくと、怪我に繋がりかねないので、とりあえず養生テープで止めて応急処置しました。
見た目が非常に悪いですが仕方ありません。
総務で相談し、ネットで使えそうな引手を探しました。
ピンからキリまでありましたが、サイズの合いそうなものは、大体真鍮かアルミ製でした。
弊社の引手は樹脂製で、表と裏の凸凹の突起で固定する仕様です。
ネジで留める金属製の引手が取り付けられるかわかりません。
扉には引手をはめ込む穴が空いているので、接着するハンドルタイプも使えなさそうです。
さらに総務で相談し、オリジナルが一番いいのでは?と引き戸をよく調べることにしました。
入社より前からそこにあったので、手元には全く情報がありません。
目を凝らすと、扉の上の方にブランド名のシールがありました。
養生テープで留めたばかりの引手部分を剥がすと、裏に品番も発見しました!
希望が見えたと喜びましたが、現実は残酷でした。
ネットで製造元カタログを調べ、該当品について問い合わせをしたところ、
「古いものなので個人へは販売していない。メンテナンス部品として卸しているので、工務店を通じ修繕工事をするしかない」
と返答されてしまいました。
しかも、「代替品もサイズが合うものはあるが、万一壊れても保障できないので案内できない」そうで…。
扉ごと壊れたならともかく、取っ手だけで工務店を通すのはどうだろう?とまたまた総務で相談。
せっかくメーカーと型番がわかったのだから、と、もう一度、ネットにないか探す事にしました。
結果として、同じものを見つけることはできませんでした。
しかしなんとか「後継品で代替になり得る」と書いてあるものを見つけたので、設置方法など含めて問い合わせをしているところです。
さて、弊社の引き戸はどうなるのでしょう…。
春のレイアウト変更から、お手洗いの壁紙を替えたり、植木鉢を替えたりと、総務部は職場の環境整備を続けてきましたが、引き戸の引手が寿命を迎えるとは思いも寄らない展開でした。
なんとかなりますように。