設計総務部より その33
設計総務部
もうすぐ新年度です。
心機一転、新しい年度を迎えるためにやらなければならないこと……。
それは書類整理。
ペーパーレス化が叫ばれて久しいですが、まだまだ紙は現役です。
年度が変わると、このようにどっさりと不要書類が出ます。
![どっさり……](https://saito-denki.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/DSC_0386_edited-1024x763.jpg)
これを処分しなければならないのですが、やらなければならないことも多く、
今回はその作業について書きたいと思います。
①紙を処分別に分ける
まず紙の山から、シュレッダーにかけるものとそうでないものを分けます。
【捨てる紙】【資源ごみに回す再生紙】【シュレッダーにかける紙】【再利用】に振り分けます。
【捨てる紙】
・ラミネート済の紙、シール類
ノリが刃にくっつき、故障や詰まりの原因になるためシュレッダーにかけられません。
ハサミによる手作業で裁断か、内容に問題なければ裁断せず燃やすゴミに出します。
【資源ごみになる再生紙】
・カタログ、広告、傷んだ紙ファイルなど
シュレッダーする必要がないことを確認してから、資源ごみに回します。
【シュレッダーにかける紙】
・コピー紙の印刷物、封筒類、領収書類、メモ、名刺、製本した図面冊子など
これらはシュレッダーにかけますが、そのまま裁断することはできません。
【再利用】
・クリアファイル、きれいな紙ファイル、クリップ、ペーパーファスナー等
クリアファイル、紙ファイルは汚損があれば処分、きれいなら社内用として再利用します。
クリップ類は、錆びたり変形したりしていなければ、備品として再利用します。
![](https://saito-denki.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/CENTER_0001_BURST20240221175105069_COVER_edited-1024x713.jpg)
②裁断する紙をさらに分ける
弊社のシュレッダーはA4の書類を平置きし、まとめて自動裁断ができます。
とても便利で助かっているのですが、制約もあります。
無理に連続運転するとしばらく使えなくなります。
また、自動裁断できるサイズはA4、A5、B5。
A3の紙は二つ折りにしてA4サイズにしても自動裁断は使えません。
そのため【A4サイズの紙】【A2・A3サイズの紙】【その他の紙】に分けます。
クリップの外し忘れや、メモや名刺を挟んだままにしていないか、
1枚ずつ確認しながらサイズ分けしていきます。
ノリのついているふせんやインデックスシールは、このとき取り外します。
![とびらを開いたところ](https://saito-denki.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/DSC_0396_edited-1024x582.jpg)
【A4サイズの紙】
・印刷機、コピー機で使用する印刷紙
大きさの違う紙は混ぜてはいけないため、B5やA3の紙が混ざらないように気を使います。
ホチキスで束ねている書類は手作業でバラす必要があります。
A4で25枚以上の束は自動裁断にかけられないためです。
【A2・A3サイズの紙】
・A4サイズに折り畳んだA2、A3の印刷紙
A4の紙6枚分程度の厚みの束にまとめます。
なぜA4サイズに折りたたむかというと、差込口がA4サイズだからです。
また「1度に差し込むのはA4で6枚まで」という仕様に合わせ、
A2、A3を畳んだものを同程度の厚みに重ね、
手に取ったときすぐに差込口に入れられるようにしておきます。
製本した冊子なども、手で裂きながらこれくらいの厚みにします。
厚みを無視するとシュレッダーが詰まり、手間と時間を取られることになります。
【その他の紙】
・レターパック、封筒、はがき、名刺、領収書、メモなど
レターパックは宛名部分を切り取るか、2つ折りにして裁断します。
封筒は窓部分が厄介です。
グラシン紙(半透明の紙)ならそのまま裁断できるのですが、
プラスチック窓の場合はそこを切り取り、燃やすゴミへ出します。
名刺など厚紙は詰まりやすいので注意します。
③山を作りストックする
【すぐ手に取って自動裁断をセットできるA4の山】と
【手で差し込む必要のあるA4サイズに折りたたんだ紙の山】に分けて置いておきます。
こうしておくと、手が空いたときにさっと作業できます。
その他の紙は仕分けしてすぐ裁断してしまいます。
![](https://saito-denki.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/DSC_0389_edited-1024x659.jpg)
④手の空いたときにシュレッダーがけする
これだけの下準備をしながらシュレッダーをかけ続けるわけですが、
やはり時々は連続運転による加熱で強制停止したり、
つい厚めに差し込んでしまい詰まらせたりして、日々しょんぼりしています。
完全なペーパーレスの社会が来れば、この作業も必要なくなるのでしょうが、まだまだ先のことになりそうです。