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設計総務部 その21

設計総務部

こんにちは。
設計総務部です。

10月に入っても、日差しが強い。
近年の気温の上昇には驚きます。
それでも、大分過ごしやすい季節になってきましたね。
日中と夜の寒暖差には気を付けなければと思います。

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さて、最近じっくり調べる機会があった「PCB」についてお話しようと思います。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
「PCB」とは、Poly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、
人工的に作られた油状の化学物質です。

PCBは主に、変圧器やコンデンサー、安定器などに使われていました。

PCBの有害性が知られていなかった時代には、
PCB等のダイオキシンを含有した油を揚げ油などに使用し、摂取してしまった人がいたそうです。
その結果、大きな健康被害があり、現在でも苦しんでいる人がいます。

この毒性が分かってからは、PCBの製造・輸入ともに禁止されています。

しかし、
古い建物の変圧器やコンデンサーの中には、
PCBを使用して制作した機器が残っていたりします。

PCBを含有している機器を所有する場合、
毎年各自治体(都道府県等)に届出を出す必要があります。

国ではPCBが含有される機器の処分を進めており、
処分期限が定められました。

期限が早いものは「今年度中」に処分が必要なのです。
また、期限内に処分できなかったPCBに関しては、
永久に保管しなければならないそうです。

なかなか大変ですよね・・・。

PCBが含有される機器を扱うことがあった場合、
手などに触れないようお気をつけください。

詳しくは環境省のHPなどに記載されていますので、
ぜひ調べてみてください。